“Path to Innovation”は、イノベーション・コンサルティング会社i.labが運営するWEBジャーナルです。
イノベーションに関連した、アイデア創出手法やマネジメント方法、さらに、おすすめの論文や書籍について紹介します。また、注目すべき先端技術や社会事象などについても、イノベーションが発生し得る「機会」としての視点から解説していきます。
i.lab website : https://ilab-inc.jp/
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Thoughts
「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と題する野村総合研究所の記事が話題になって、一年以上が経過した。○○デザイナーといった職業は、代替可能性の低い100種の中に比較的多く存在していた印象だが、プロダクトデザイナーとしてあらためて自分の未来の働き方(人工知能との関わり方)に思いを馳せてみた。
最近、「デザイン・シンキング(=デザイン思考)」や「人間中心イノベーション」、「デザインドリブン・イノベーション」と呼ばれる方法論の新製品・サービス開発への適用可能性が話題になっています。これらの方法論と、これまでの技術起点のアプローチや市場起点のアプローチのアイデア発想プロセスとを比較した際、共通点や新しい点は何でしょうか。
i.labは、三菱重工グループの部門横断型新規事業創出「K3プロジェクト」を支援しました。このプロジェクトは、未来の都市生活において循環型で高効率のエネルギーライフを実現する製品やサービスを考え出すことを目標に活動しました。最終アイデアの一つ「プライベートウォーター・システム」では、国内において計15件の特許出願を行い、その全てが認可されました。今回は、この「K3プロジェクト」についてご紹介します。