“Path to Innovation”は、イノベーション・コンサルティング会社i.labが運営するWEBジャーナルです。
イノベーションに関連した、アイデア創出手法やマネジメント方法、さらに、おすすめの論文や書籍について紹介します。また、注目すべき先端技術や社会事象などについても、イノベーションが発生し得る「機会」としての視点から解説していきます。
i.lab website : https://ilab-inc.jp/
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イノベーションを生み出せる人材に自分自身が育ったり、自分の部下を育てたりするためには、どのような目標を設定しておけば良いのでしょうか。東京大学i.schoolの活動を統括指揮するエグゼクティブディレクター堀井秀之教授は、イノベーションを起こせる人材になるために身につけるべき3つの要素として、モチベーション、マインドセット、スキルセットを提唱しています。今日は、そのうちのモチベーションとマインドセットについて、考えるところを紹介します。
前回、5月15日のエントリー「結局、デザイン・シンキングとは何か」では、アイデア発想のプロセスには、4つのアプローチがあることを紹介しました。今回はそのアプローチの中から、特に「人間起点アプローチ」に着目し、未来の市場「ブルーオーシャン」(=未だ競合の少ない有望な事業機会)を探索する方法について紹介します。
最近、「デザイン・シンキング(=デザイン思考)」や「人間中心イノベーション」、「デザインドリブン・イノベーション」と呼ばれる方法論の新製品・サービス開発への適用可能性が話題になっています。これらの方法論と、これまでの技術起点のアプローチや市場起点のアプローチのアイデア発想プロセスとを比較した際、共通点や新しい点は何でしょうか。
イノベーションを目的とした新規事業創出の必要性は多くの企業において広く認識されています。しかし新規事業のアイデアが継続的に創出されるような仕組みが整っている企業は多くありません。そこでi.labでは、様々な日本の大企業に対するコンサルティング・プロジェクトを通じた実践知や東京大学i.schoolでの研究で培った理論知を活かし、クライアントに最も適切な、社内での継続的な新規事業創出のための組織や仕組み、人材づくりを支援しています。その支援方法はクライアントによって様々な形をとります。例えば、2013年度下期には、ITサービス企業のSCSK株式会社(以下、「SCSK」。 http://www.scsk.jp)の社内アイデアコンテスト「イノワングランプリ」の実行支援を行いました。今回のエントリーでは、その「イノワングランプリ」の事例について紹介します。
最近では、「人間中心イノベーション」の概念の中でも、「デザイン・シンキング(=デザイン思考)」と呼ばれる方法論が、製品開発のみならず事業開発の文脈でも注目を集めています。「デザイン・シンキング(=デザイン思考)」とは、アイデアを創出する方法論の一つです。ユーザーに対し、参与観察を行う事で得られるユーザー理解を起点としています。技術開発や技術調査ではなく、人側から考え始めるという点で、人間中心の調査手法と言えます。今回は、「人間中心イノベーションの調査方法」、特に生活者に焦点を当てた調査について紹介します。
i.labは、三菱重工グループの部門横断型新規事業創出「K3プロジェクト」を支援しました。このプロジェクトは、未来の都市生活において循環型で高効率のエネルギーライフを実現する製品やサービスを考え出すことを目標に活動しました。最終アイデアの一つ「プライベートウォーター・システム」では、国内において計15件の特許出願を行い、その全てが認可されました。今回は、この「K3プロジェクト」についてご紹介します。
アイデアの「良し悪し」とは、何でしょうか。普段の生活で誰かのアイデアの「良し悪し」を厳密に考える場面はそれほど多くありません。問題となるのは、ワークショップなどチームでアイデアをたくさん出した後です。今回は、i.labで用いられているアイデアの評価方法についてご紹介します。
今回は“大企業×イノベーション”と題し、i.labではなぜ日本の大企業のイノベーション創出に注力しているのか、という点についてご紹介したいと思います。
皆さんはどのような環境でお仕事をされていますか。ノートパソコンやスマートフォン、さらにインターネットが劇的に進化したことによって、特定の場所にこだわらずに仕事をされている方もいらっしゃるかと思いますが、今回はi.labのオフィスについて簡単にご紹介したいと思います。